HSコードって何?初心者でもわかる「商品の背番号」 🏷️

「海外へモノを送りたいけれど、書類に書く謎の数字は何?」

それはHSコードと呼ばれる、世界共通の「商品の背番号」です!

今回は、この数字がなぜ重要なのか、そしてプロ(通関士)がどうやってこの番号を決めているのか、その秘密を解き明かします。


1. HSコードは世界共通の「商品ID」 🌍

HSコードとは、商品の名称と分類を世界的に統一した記号のこと。 現在、世界中のほとんどの国(150カ国以上)で同じルールが使われています。

💡 HSコードの3つの特徴

  • 数字で分類: あらゆる品物が数字で管理されます。
  • 関税率が決まる: この番号ひとつで、払う税金(関税率)が決まります。
  • 6ケタまでは世界共通: 最初の6ケタは世界どこでも同じ。7ケタ目以降は各国独自のルールで細分化されます。

🎨 HSコードの構造:ターゲットを絞り込むイメージ

HSコードは、いきなり細かい番号が決まるわけではありません。

大きなグループから小さなグループへ、「マトリョーシカ」や「住所」のように絞り込んでいくイメージです。

階層名称桁数イメージ(例:金属製ボタン)
第1段階類 (Chapter)上2桁96類: 雑品(大きなカテゴリー)
第2段階項 (Heading)上4桁96.06: ボタン、プレスファスナーなど
第3段階号 (Sub-heading)上6桁9606.22: **「金属製」**のボタン(世界共通

2. 【プロの技】HSコードを決める「6つのルール(通則)」 🛠️

すべての物品には、必ず「たった一つのコード」を割り当てなければなりません。 その迷宮を突破するために通関士が使う武器が、「通則(つうそく)」と呼ばれる6つの判定ルールです。

💡 ここは読み飛ばしてもOK!プロの頭の中をチラ見せ

  1. 【通則1】大原則:まずは「類」や「項」のタイトルを見て、一番しっくりくるものを選びます。
  2. 【通則2】未完成・分解品:バラバラの状態でも、組み立てたらその製品なら、その製品の番号にします。
  3. 【通則3】混ざりモノ判定:複数の材料でできている場合、一番「特徴」を表している材料で決めます。
  4. 【通則4】似たモノ判定:どうしても当てはまるものがない時は、最も似ている商品の番号にします。
  5. 【通則5】ケース・包装:カメラケースなどの専用容器は、中身と一緒に分類します。
  6. 【通則6】号の決定:最後に細かい6ケタのレベルを決定します。

3. なぜHSコードを間違えると怖いの? ⚠️

「番号なんてどれでもいいじゃない」……そう思うかもしれません。 しかし、HSコードを間違えると大変なことに!

  • 関税の支払いミス: 本来払わなくていい税金を払ったり、逆に少なすぎて後で罰金を払うことも。
  • 税関でストップ: 正しい番号じゃないと、輸入の許可が下りず、荷物が届きません。

💡 まとめ:困ったらプロに頼るのが一番!

HSコードの特定は、実は通関士の試験でも一番の難所と言われるほど奥が深い世界です。

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