5万円の予算配分は、**「仕入れ3万円、予備費(送料・関税・梱包材)2万円」**と考えるのが最も安全です。
1. 扱うべき「勝てる商品」の条件
自宅発送を前提とするなら、商品は**「薄い・軽い・壊れない」**の3Kが鉄則です。
- 厚さ3cm以内: 郵便局の「クリックポスト(185円)」が使える。
- 重さ200g以下: 中国からの国際航空送料が安くなる。
- 非電気・非食品・非ブランド: PSE、食品衛生法、模倣品リスクを避け、自分の鑑定眼だけで勝負できるもの。
- 具体例: * 刺繍入りのクッションカバー(中身なし)
- デザイン性の高いPC周辺小物(ケーブルホルダー、ポーチ)
- 犬猫用のバンダナやペット服
- 文房具(ペンケース、マスキングテープホルダー)
2. 5万円の資金シミュレーション(例)
1個の仕入れ値が「300円」の商品を「1,200円」で売る想定(100個仕入れ)
| 項目 | 金額 | 詳細 |
| 商品代(1688) | 30,000円 | 300円 × 100個 |
| 国際送料(航空便) | 10,000円 | 小型・軽量ならこの程度 |
| 関税・代行手数料 | 5,000円 | 簡易的な輸入であれば最小限 |
| 梱包資材・備品 | 5,000円 | OPP袋、シール、封筒、秤など |
| 合計 | 50,000円 |
3. 「自宅の1コーナー」をプロの発送拠点にする
1畳分(90cm×180cm)あれば十分です。以下のように配置します。
- 上段(棚): 1688から届いた「在庫」を収納。種類ごとにクリアケースへ。
- 中段(作業面): * 検品用ライト(傷を見逃さないため)
- 梱包スペース(封筒にサッと入れられる動線)
- ラベルプリンター(宛名を書くのは時間がかかるため、シール印刷が理想)
- 下段: 発送待ちの荷物置き場。
4. 小さく始める時の「3つの鉄則」
① 1種類に全額突っ込まない
5万円で1種類100個買うのではなく、3〜4種類を25個ずつ買うのが正解です。
- A(PC小物)、B(ペット用品)、C(キッチン雑貨)とジャンルを分けることで、「どのジャンルが自分に(市場に)合っているか」をテストできます。
② メルカリからスタートし、Amazonへ横展開
いきなりAmazonに出すのが不安なら、最初の5個はメルカリで売ってみるのも手です。
- 即入金され、ユーザーの反応(コメント)がダイレクトに来るので、商品説明文の改善に役立ちます。
③ 「サンクスカード」でレビューを狙う
自宅発送の特権です。100円均一の名刺カードで良いので、
「数あるショップから選んでいただきありがとうございます。もし気に入っていただけたら、レビューをいただけると励みになります!」
という一枚を添えます。これでAmazonの初期評価(SEOに超重要)が劇的に溜まりやすくなります。
5. 【経営判断】5万円が「10万円」になったら?
このモデルの成功は、5万円を使い切ることではなく、**「5万円を10万円(売上)に換えて、手元に2〜3万円の利益を残す」**経験をすることです。
- 利益が出たら、それをそのまま「次の仕入れ」の軍資金に回す(複利)。
- 「在庫が1週間でなくなる」商品が見つかったら、そこがFBA(第4-2章)への切り替えと、予算を10万円、20万円へと増やすタイミングです。
まとめ:あなたの机は「グローバル企業」の支店
5万円という予算は、決して小さくありません。中国の巨大な工場と、日本の巨大なAmazonを結ぶ、立派な「貿易ビジネス」のスタート地点です。