特集:1688 × 自配送 × Amazon:最小リスクで始める「ステップアップ戦略」

いきなりAmazon FBA(倉庫に預ける)を使わず、自宅を拠点にする**「自己発送(マーケットプレイス配送)」**から始めることで、コストと経験値を着実に積み上げることができます。


1. 「自宅発送」から始める3つのメリット

  1. FBA固定費の回避: 毎月の保管料や、納品時にかかる「FBAへの国内送料」を節約できます。
  2. 実物の徹底チェック: 全ての商品を自分の目で見て梱包するため、初期の「品質トラブル」を完全にコントロールできます。
  3. 柔軟な同梱物: サンクスカードや「手書きのメッセージ」などを入れることで、初期の重要な「良い評価(レビュー)」を集めやすくなります。

2. 小さく始めるための具体的な手順

ステップ1:商品は「厚さ3cm以内」に絞る

自宅発送で最大のコストは「送料」です。

  • 狙い目: ゆうパケット、クリックポスト(送料185円前後)で送れるサイズ。
  • 例: スマホケース、アクセサリー、薄手の衣類、PC周辺機器。
  • 理由: 宅急便(700円〜)になると、Amazonの販売手数料と合わせると利益が出にくくなります。

ステップ2:1688で「3〜5万円分」だけ仕入れる

いきなり大量在庫は抱えません。

  • 1商品10個〜20個程度、3種類くらいのバリエーションで合計100個以下。
  • 代行会社に依頼し、**「国際航空便」**で自宅へ直送してもらいます。

ステップ3:Amazonで「自己発送」で出品

  • 大口出品ではなく「小口出品」: 月額4,900円を払わず、1個売れるごとに100円払う「小口出品」から始めれば、売れない時の固定費はゼロです。
  • 配送設定: 注文が入ったら自分で梱包し、郵便局やコンビニから発送します。

3. 自宅発送で準備すべき「3種の神器」

自宅を発送拠点にするなら、これだけは揃えておきましょう。

  1. デジタル秤(はかり): 送料計算ミスを防ぐため、1g単位で測れるもの。
  2. 厚さ測定定規: クリックポスト等の「厚さ3cm」の壁を確実にクリアするため。
  3. OPP袋とクッション封筒: 中国から届いた際の梱包は汚れていることが多いため、綺麗な袋に入れ替えるだけで「顧客満足度」が爆上がりします。

4. 成長のロードマップ(FBAへの切り替えタイミング)

自宅発送は「手間」がかかるため、売れてくると限界が来ます。

  • 月間販売数 30〜50個: 自宅発送でレビューを貯め、オペレーションに慣れる。
  • 月間販売数 100個超: 梱包作業に追われてリサーチができなくなったら、FBAへ切り替えます。
  • 最終形: 1688から代行会社経由で、直接Amazon FBA倉庫へ納品(自分は商品に触らない)する完全自動化。

5. 【トレードビズの視点】自宅発送でも「輸入者責任」は同じ

個人宅で在庫していても、あなたは**「輸入者(事業者)」**です。

  • PSEマーク: 電化製品を扱うなら自宅在庫でも必要。
  • PL法: 万が一商品で顧客が怪我をした際の保険(PL保険)への加入は、月額数百円から可能なので検討しましょう。

まとめ:最初は「利益」より「経験値」

「自分で仕入れて、自分で梱包して、お客様に届く」という一連の流れを10回繰り返すだけで、貿易実務の解像度は劇的に上がります。まずは**「予算5万円、自宅の1コーナー」**から、世界と繋がるビジネスを始めてみませんか?