海上物流完全マニュアル

貿易ビジネスの勝敗は「海のルール」を知ることで決まる。

一見、複雑怪奇に見えるコンテナ船の運賃変動やスケジュールの遅延。しかし、その裏側にある「船の物理的な仕組み」「船会社のアライアンス構造」「物流業者の仕入れの裏側」を理解すれば、すべてはロジカルに紐解けます。
本連載は、日本の多くの中小インポーター・実務担当者がフォワーダーの言いなりから脱却し、自社主導のタフな物流交渉を展開するための知識を体系化した「海上物流完全マニュアル」です。

【全7回】海上物流完全マニュアル 目次

第1弾

定期船輸送の基本構造:インポーターが知るべき『トレードとループ』の仕組みと迂回運行リスク

「なぜ予定通りに船が来ないのか?」その根本原因をコンテナ船特有の“数珠つなぎ(ループ)”の構造と、地政学リスク等による迂回運行の影響からロジカルに解説します。

第2弾

1社では生き残れない「スペース貸し借り」の裏側:海運アライアンス(同盟)の歴史とビジネスモデル

ライバル同士の船会社がなぜ同じ船に荷物を載せ合っているのか?国際物流のコストを抑える大前提となる「共同運航」の仕組みと、そのビジネスモデルを解説。

第3弾

船主・船会社(キャリア)・フォワーダーの決定的な違い:貿易実務の『3大登場人物』完全相関図

船を貸す人、動かす人、スペースを切り売りする人。見積書に書かれた運賃がどのように決定され、どのようなパワーバランスで仕入れが行われているかの内幕を暴露します。

第4弾

アライアンス離合集散の歴史と「巨大化レース」の罠

かつての名門船社の倒産や、日本の3社統合によるONEの誕生。メガキャリアたちが巻き込まれた「巨船化」と「運賃大暴落」の凄惨な泥沼デスマッチの歴史をたどります。

第5弾

2025-2026年『海の大再編』を完全攻略

2Mの解消から「ジェミニ・コーポレーション」の誕生、「プレミア」「オーシャン」への刷新まで。今まさに世界の海のパワーバランスを激変させている最新の業界地図を完全攻略。

第6弾

シャトル便 vs 直行便:海運の新モード『ハブ&スポーク』がもたらす隠れた罠と貨物ごとの選び方

定航率90%を掲げる「シャトル便」か、乗り換えなしの「直行便」か。再編に伴い日本のインポーターが直面する、2つの運行モードのメリットと中継リスクを徹底比較。

第7弾

FOB輸入での航路選定とフォワーダー交渉術

【連載総括】これまで学んだ知識を「交渉の武器」へ昇華。フォワーダーの見積書を3ステップで丸裸にし、自社にとって最も有利な条件・スペースを勝ち取るための実践ネゴシエーション術。

💡 おすすめの読み方

まずは第1弾から順にお読みいただくと、海運業界の仕組みが地続きでご理解いただけます。
最新の市場動向や、今すぐ実務に活かせる交渉ノウハウをお探しの場合は、第5弾(再編マップ)第7弾(交渉術)からピンポイントで読み進めていただくことも可能です。