バトンリレーで紐解くFTA/EPA活用

EPA活用は、輸出者が「原産性を証明」し、輸入者がそのバトンを受け取って「関税ゼロ」を実現する共同作業です。モノと情報の流れに沿って、実務のステップを整理しました。


ステップ1:【輸出前】原産判定のバトン(輸出者の準備)

まず、その商品が「協定上の原産品」であるかを確認する、最も重要なフェーズです。


ステップ2:【出荷時】証明書のバトン(書類の作成と送付)

判定結果を「有効な書類」として形にし、輸入者へ届けるフェーズです。


ステップ3:【輸入時】関税削減のバトン(日本の税関への申告)

届いた書類を使い、日本の税関で実際に「関税ゼロ」の適用を受けるフェーズです。


ステップ4:【輸入後】防衛のバトン(事後確認への備え)

輸入許可はゴールではありません。数年後の「答え合わせ」に備えます。


ステップ5:【経営】戦略的なEPA活用(コスト削減の最大化)

単なる節税で終わらせず、企業の財務・供給網の戦略として昇華させます。