東洋経済から
粉飾決算がどのように行われるかを理解するヒントになる記事です。この企業の財務諸表を収益性、効率性、安全性で分析すると個々の指標自体は正常でした。今回発覚の端緒のとなったのは業界他社と比べて異常値であること、売上債権回転率に対して現金が異常に少なかったこと。
企業分析は単体ではなく、比較するということが大事だと思った。
後から多重リースが発覚したということがよくわからなかったから、調べてみた↓
登場人物は被害者であるリース会社の他、サプライヤーとユーザーがある。この企業はサプライヤーと思われ、子会社などの別の協力者がいたと思われる。
“多重リース詐欺は、企業が同一の資産に対して複数のリース契約を結び、リース会社を欺いて資金を不正に取得する手法です。具体的には、ユーザー(資産利用者)とサプライヤー(資産供給者)が共謀し、リース会社に対して虚偽の情報を提供します。これにより、実際の資産価値を超える資金を調達し、企業の財務状況を不正に改善することが可能となります。しかし、このような行為は法的に重大な問題を引き起こし、リース会社や金融機関に多大な損害を与えるだけでなく、企業の信用も失墜させます。そのため、リース契約時の厳格な審査や資産管理が重要”