【超初心者向け】三菱UFJ銀行「外国為替相場一覧表」の見方とコツ
貿易実務や海外送金を始めると、必ずチェックすることになるのが三菱UFJ銀行の「外国為替相場一覧表(公表相場)」です。
最初はアルファベットばかりで難しく見えますが、覚えるべきポイントはたったの3つだけ。まずは「銀行側の視点」という基本からマスターしましょう!
迷ったらこれだけ意識しよう!
為替レートの言葉(売る・買う)は、すべて「銀行から見た視点」で作られています。
×「自分が外貨を買うから買相場」ではなく、
○「銀行が自分に外貨を売ってくれるから売相場」と考えます。
1. 貿易実務で使う基本の3レート
① TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)/公表仲値
銀行が毎朝(午前10時頃)決める、その日の「基準価格(中心レート)」です。社内での外貨換算や、計算のベースとして使われますが、実際の両替には使われません。
② TTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)/対顧客電信売相場
【輸入の支払い・海外へ送金するとき】に見るレートです。
銀行が私たちに外貨を「売る(Selling)」ときの価格なので、私たちが「円を外貨に換えたい」ときに適用されます。(基準のTTMより高くなります)
③ TTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)/対顧客電信買相場
【輸出の回収・海外から送金を受け取るとき】に見るレートです。
銀行が私たちの外貨を「買う(Buying)」ときの価格なので、私たちが「外貨を円に換えたい」ときに適用されます。(基準のTTMより安くなります)
2. 出張や旅行以外では使わない「CASH(現金)」レート
一覧表には「CASH TTS」や「CASH TTB」という項目もありますが、これは現物の紙幣(キャッシュ)を両替するとき専用のレートです。
| 項目名 | どんなときに使う? |
|---|---|
| CASH TTS | 海外出張前に、銀行の窓口で「円の現金」を「ドルの紙幣」に両替するとき。 |
| CASH TTB | 海外から帰国後、余った「ドルの紙幣」を「円の現金」に戻すとき。 |
※現金の紙幣は、輸送や保管にコストがかかるため、通常の送金用レート(TTS/TTB)に比べて手数料が大幅に上乗せされていて損になります。通常の貿易取引(銀行口座間のデータ移動)では無視してOKです。
3. 実務で役立つワンポイント
- 相場が決まる時間:毎営業日の午前10時頃に発表されます。決定するまでは前日のレートが適用されているので、朝一番の処理時は注意しましょう。
- 通貨ごとのコスト:仲値(TTM)からの手数料は通貨で異なります。米ドルは片道1円ですが、ユーロは1.5円、その他の通貨はもっと広くなります。コストの計算時には通貨ごとの「スプレッド(差額)」を確認してください。
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